紀州のドン・ファンは幸せだったのか 投稿日 by

紀州のドン・ファンと言えば、ご存じの通り資産家の野崎幸助さんのことですね。

「美女4000人に30億円を貢いだ男」という著書も出された著名な方です。

失礼ながら、私はあの事件が起こるまで、野崎幸助さんという方のことを存じ上げませんでした。

生い立ちを調べてみれば、決して最初から裕福だった訳では無く、鉄屑拾いで生計を立てる日々の中で、世間ではもっと避妊具に需要がありそうだ、ということにいち早く気付き、自転車でコンドームを売り歩く訪問販売を始めたそうです。

コンビニや薬局でいつでも手軽にコンドームを買える今とは状況の異なる時代に、その狙いは見事に的中。

当時のサラリーマンの約3倍の月収を稼ぎ出すまでになりました。

その資金を元手に、金融業、酒類販売業、不動産業など、順調に事業を拡大させていく訳です。

野崎さんの大胆な発想、行動力、才覚、度胸、カリスマ性には驚かされるばかりですが、それらの原動力が「良い女を抱くため」という理由だったこと、そして、多くの美女との出会いに交際クラブが利用されていたということに驚き、妙な親近感と、野崎幸助さんという方の人生そのものに、強く興味を惹かれました。

生涯、自分だけでは遣いきれない程の資産を築き上げ、いくつになっても若くて美しい女性との逢瀬を重ね続けた野崎さんの生き方は、男性のロマンそのものであり、言わば人生の勝ち組と言っても過言では無いでしょう。

しかしながら、気になる点もございます。

14才の初体験で性に目覚め、それ以来「良い女を抱くため」にお金持ちになることを目指した野崎さん。

結果としてどちらの目標も達成することとなった訳ですが、多くの美しい女性とのセックスを重ね、当たり前の如くお金を渡し、プレゼントを買い与え続けた先に、きちんと心も満たされていたのだろうか、というところです。

何をもって幸せと感じるかは人それぞれですから「そんなの余計なお世話だろ」と言われてしまえばそれまでなのですが、生前の野崎さんのお写真を拝見すると、笑顔の裏側に哀愁といいますか、少しだけ寂しさも感じてしまうのは私だけでしょうか。

というのも、以前、面談をさせていただいた男性の話です。

「若い頃はお金も無くて大変だったけど、今は会社の経営も安定してね。

ただ、5年前に妻を亡くしてから心にぽっかりと穴が空いたような感じだよ。

行きつけの飲み屋に行けば綺麗な女の子は山ほどいるんだけど、容姿だけでは無くて、何て言うのかな、心でも繋がれるような女性と会いたいと思ってね。」

そう仰った男性の寂しげな表情と野崎さんが重なってしまいました。

当倶楽部では、女性の容姿が好みがどうか、というのは勿論のこと、心の優しさや素直さなどの内面にも重点を置いて、女性をご紹介させていただいております。

野崎さんが利用されていた交際クラブはどうだったのでしょうか…。

今となっては、野崎さんの本当の気持ちを知ることは出来ません。

しかし、もしこのコラムをご覧いただいている皆様の心に「ぽっかりと空いてしまった穴」があるのなら、私たち銀座クリスタル倶楽部のスタッフが、精一杯その穴を埋めるお手伝いをさせていただきたいと、強く願っております。